国内では、いわゆる遺跡地図に埋蔵文化財包蔵地として登録されている場所が数多くあります。発掘調査は各地で行われているのですが、未だに眠ったままで発見されていない遺跡も多いと思います。そこでこちらでは、遺跡調査をする目的についてご紹介します。
国によって守られる対象である「遺跡」。よく耳にする機会は多いと思いますが、一体どのようなモノが遺跡と呼ばれているのかご存知でしょうか?
遺跡とは、昔の人々の生活の痕跡が残存している単体やそれらの集合体のことを指しています。構成要素は主に「遺構」と「遺物」に分類することが出来ます。
●遺構・・・地面に掘り込まれていたり、土が盛られたりといった土地と一体化した建物や構造物(不動産)のことです。(城跡、住居跡、古墳、貝塚など)
●遺物・・・昔の人々が生活のために制作していた持ち運びが出来るモノ(動産)のことです。(土器、石器、装飾品、獣骨など)
遺構や遺物などを発掘して調査することで、歴史を辿り情報を収集出来ますし、新たなる発見があるかもしれません。そのため、私たちは遺跡調査が必要になった場合には、その遺跡から出来るだけ多くの情報を得る為に、必要な作業を積極的に行っているのです。
遺跡調査にも様々な目的があり、その目的によって調査の仕方も変わってきます。例えば、遺跡の有無や範囲を知るために行う試堀調査や,文化財や遺跡の分布状況などを把握するために行う確認調査、土地開発などの影響で失われてしまう遺跡を記録して保存するために行う本格(発掘)調査、保存や整備を目的として発掘調査する場合もあります。これはいずれも、埋没文化財を保護するために行う行政目的の調査です。
また、日本の伝統や文化などの歴史を解明するための材料として発掘する学術調査もあります。
そんな様々な目的で遺跡調査を行いたいのなら、【株式会社ひびき】へご連絡ください。調査担当者として遺跡の発掘にたずさわり、整理・分析して報告書を作成いたします。今までの経験を活かして確かなサポートをさせて頂きますので、まずは一度ご相談ください。